「小池百合子都知事」を支持するB層はなぜ何回も騙されるのか?
東京都議選直前!中川淳一郎と適菜収が衆愚選挙の本質を暴く!
中川 あんなやつらが権力を握ったら困るという話ですね。
適菜 ご先祖様に申し訳ないと。しかも、戦後政治の腐敗の成れの果てに登場した安倍みたいな売国グローバリストを支持する「保守」ってのがわが国には存在するわけですよ。それが純粋に気持ち悪い。気持ち悪いというか、バカは嫌い。バカがバカを担ぐから、世の中がおかしくなる。
中川 オレたちがいつも言われているのが、「バカと言っているやつが一番バカ」と。オレは「うるせえよ」と。どう考えても、「お前よりは多分頭いいぞ、バカに生まれて本当にお悔やみ申し上げます」で終わりなんですけど。適菜さんはどう答えますか?
適菜 時間の無駄なので相手にしません。中野剛志(1971~/経産官僚、評論家)さんが「道を歩いていて犬に吠えられたら、吠え返すのか」と言っていましたが、それと同じ。「対案を示せ」とか「だったらお前が政治家になれ」とか「安倍さんのほかに誰がいるのか」とか「時の首相を呼び捨てにするのはけしからん」とか、そんな批判の相手をしても仕方ないし。
中川 それを言う時点でバカですよね。
適菜 私は政治について複雑なことはなにも言っていません。これをやったらまずいと過去の事例を出しながら指摘しているだけです。世界各国で移民政策が失敗している中、同じことをやったらダメでしょうとか。「国境や国籍にこだわる時代は終わった」と言いながら、大量の移民(中国人)を国内に入れようとしている安倍を、自称保守や自称愛国者が支持するのは変でしょうと。憲法を理解していないアホが改憲を唱えるのは変でしょう。私は改憲派ですが、安倍に憲法を触らせたら国が滅びます。2012年に自民党が出した「憲法改正草案」も、党内から「盛りすぎ」と異論が出るほど、異常なものでした。元最高裁判事の濱田邦夫(1936~/弁護士、政治運動家)は、緊急事態条項について「正気の人が書いた条文とは思えない。新設されてしまえば世界に例を見ない悪法になる」と言っていましたが、「正気とは思えない」は、「キチガイ」の遠まわしの表現ですね。安倍政権は一貫して売国路線、壊国路線を突き進んでいます。安倍を支えているのは、無知と忘恩です。戦後民主主義と革新幻想です。とにかく世の中を変えたいから、ぶっ壊してしまえと。歴史や伝統に対する忘恩。今の自民党には保守的な要素はほとんどない。でも、メディアに流されるB層は、こういうものに喰いついてしまう。
中川 つまり左翼も右翼もぜんぶ倒れとけって話ですね。両側のやつらは邪魔。
適菜 鶴田浩二の『傷だらけの人生』ではありませんが「古い奴こそ新しいものを欲しがる」んですよ。「右を向いても左を見ても莫迦と阿呆のからみあい」です。